2025/12/22
話し相手の大切さ ― 人は一人では生きられない
母との5年間の同居生活
母が88歳から93歳までの5年間、私は一緒に暮らしました。兄弟は皆早くに亡くなり、私だけが残された状況で、母を東京に迎え入れる決心をしました。当時は一人暮らしの高齢者が犯罪に巻き込まれる事件もあり、母を守りたい一心でした。
母は足腰も丈夫で元気に出かけることも多く、私は母の話し相手でありながら、生活や病院の世話をしました。その時間は大変でありながらも、母との語らいによって、私自身も孤独から救われていたのだと思います。
話し相手がいない孤独
母が亡くなった後の5年間は、孤独な一人暮らしが続きました。
「人間は一人では生きていけない」とよく言われますが、まさにその通りで、話し相手がいない生活は精神的に大きな負担となりました。
食事も一人、帰宅しても誰も待っていない。そのような暮らしが長く続くと、人生の喜びや張り合いが失われてしまうことを実感しました。
婚活で出会った新しい伴侶
67歳で婚活を始め、70歳で現在の妻と出会い再婚しました。
「よくその歳で婚活をして結婚できたね」と友人には冗談交じりに言われますが、私は運が良かったと心から思います。
夫婦とは単なる同居人ではなく、お互いを励まし合い、支え合い、生命力さえも伸ばし合う存在だと感じます。長年連れ添った夫婦の一方が亡くなると、もう片方も間もなく亡くなるケースがあるのも、互いの心の支えの大きさを物語っているのではないでしょうか。
話し相手がもたらす力
話し相手はただの「会話の相手」ではありません。
- 悩みを打ち明ければ、心の負担が半分になる
- 喜びを共有すれば、喜びは二倍になる
- 相手の存在そのものが安心感を与えてくれる
このように、話し相手は人生を支える大きな存在です。私は母との暮らし、そして現在の妻との生活を通じて、その重要性を強く感じています。
まとめ ― 婚活は「話し相手探し」から始まる
孤独を埋めるのは、必ずしも大きな成功や豪華な暮らしではなく、身近にいる話し相手の存在です。結婚生活はもちろん、婚活の段階でも「話し相手を得る」という視点で考えてみると、新しい一歩が踏み出しやすくなります。
JINSOブライダルでは、単なる結婚相手探しではなく、人生の話し相手・支え合えるパートナー探しをお手伝いしています。孤独を感じている方も、思い切って一歩を踏み出すことで、未来の安心と喜びを手に入れることができます。

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JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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